子供のダイエットはお手伝いでカロリー消費
いきなり激しい運動をパパとママが強制的に始めさせたりすると、運動することの楽しさがわからず、体を動かしたくなくなったりします。
ちょっとした家のお手伝いなどをしたり、軽めの運動から始めて、少しずつ体を動かす機会を増やしていくようにしましょう。
肥満で悩んでいる子供は食生活以上に、運動不足が問題になっています。
運動不足になるパターン
子供が運動不足になるパターンがいくつかあります。
分かっているけど、つい運動不足に・・・といったこともあるかもしれませんね。
忙しいし、つい疲れるからと外で遊んであげない。
短い距離でもつい移動に車を使ってしまう、など。
親も子も運動不足になる典型的なパターンといえるでしょう。
・学校が終わってから習い事が多い
週3~4日塾に通って、それ以外の時間は寝たり、ボーっと過ごしたりしている子供もいるようです。
外で体を動かして遊んだりする時間がないというぱたーんになります。
・遊びはゲームなどばかりしている
1人でも、友達と集まってもゲームで遊んでいるパターンです。
ゲームが好きで熱中している子は、1日に数時間したり、寝るまでびっちりしている子もいるそうです。
集まっている子どもでやっていると、自分だけ止めたり他の遊びをしようと言い出しにくいということがあるようです。
・運動をするのは学校の体育だけ
学校の中休みやお昼休みの時間は教室ですごし、外で遊ばないというパターンです。
運動嫌いや苦手意識からか、肥満の子供は運動系のクラブや部活に入っていないことが多いようです。
・車で移動することが多い
塾や習い事は、距離的が遠かったり、終わる時間が遅かったり、行き返りが心配だったりなどが原因で、パパとママのサポートが必要なケースがあります。
休日はどのように過ごすかなど、パパとママの予定などが関わることが多いです。
・自由に遊べる場所がない
自宅の近くに、公園や広場がない、規制がある、環境が悪いなど、どうしても運動不足にならざるを得ないという環境のケースがあります。
・お手伝いをしない
走り回ったり、体全体を動かす運動をしなくても、家のお手伝いをすることでエネルギーを消費することができます。
ですが、現代の子供は親が強制的に手伝いをさせることが少なく、積極的にお手伝いをする機会がそれほどないようです。
・親が遊びに誘わない
子どもが運動嫌いだったり苦手だと、パパとママも運動が苦手というケースが多くあります。
パパとママが運動をしたくないのに子どもにだけ「運動しなさい」「外で遊びなさい」と言っても説得力がありませんし、運動を好きになることはありません。
運動不足を解消するポイント
運動不足を解消するポイントは、
「家の手伝いをすること」「外で遊ぶこと」「移動は公共交通機関を利用する」「階段を使う」「たくさん歩く」
など、日常生活の中で体を動かす時間を増やすことを心がけましょう。
・家の手伝い
家事には、思っているよりも体力を使うことが多いと思いませんか?
掃除機をかけるだけで、汗が出てくることがあります。
床拭きなんかは、かなり良い運動になります。
それほど動いていないと思っていても、相当な運動量があるようです。
運動が好きではない子どもにお手伝いをお願いして、自然と体を動かす環境を作りましょう。
ママが掃除機をかけるのなら、子どもにはクイックルワイパーなどをしてもらったり、階段や床の拭き掃除をお願いしても良いでしょう。
玄関やベランダのゴミを拾ったり、ほうきで枯葉を集めるのも良いですね。
食事の時は、みんなのお箸などを準備したり、食べ終わったら食器を下げる、洗い物を一緒にすることもできます。
どんどんいろんなことに、チャレンジさせてあげましょう。
子どもにお手伝いをしてもらうのって、ちょっと面倒と感じる時があるかもしれません。
ご飯が入った食器を運ぶだけでも、こぼしたら拭いたり、よそい直したり、子どもの服が濡れたら着替えさせたり・・・。
二度手間、三度手間になることなんて、たくさんあります。
自分でやった方が早いと思うのなんて、みんな同じですよね。
忙しいときはパパとママでサッと済ませてしまって、時間に余裕がある時にお手伝いをしてもらうというのも可能ですよ。
目標は、みんなで楽しく体を動かすこと、そしてダイエットを成功させることです。
・外で遊ぶ
新陳代謝が活発な子供は、大人よりもダイエットの効果を実感するのが早いです。
ですが、体を動かすのが好きな子がいれば嫌いな子もいますよね。
うちの子、体を動かすのが苦手かも・・・、外で遊んでくれない・・・、そのような時はまずパパとママがお手本となって体を動かしてみましょう。
楽しそうに運動をしていると、子どもも真似をして自然と運動をするようになってきます。
オススメなのは、鬼ごっこです。
鬼ごっこで大切なことは、子どもが鬼役になること。
逃げる方は途中で休むことができますが、鬼であれば休むヒマなく動いてなくてはいけません。
パパとママが逃げ役で、違う方向に逃げることで、鬼役の子供は自動的にたくさん走ることができますね。
みんなで万歩計を持っていると、誰がどれだけ動いたかを知ることができます。
鬼ごっこをしながら歩数を勝負しても楽しいかもしれません。
雨が降り続く日には、ラジオ体操がオススメです。
誰もが知っている体操と言っても大げさには聞こえませんよね。
小学生の頃、夏休みにしていたという方も多いと思います。
ラジオ体操は、有酸素運動で効果的に脂肪を燃やしてくれます。
本気でやってみると、思っているよりも運動量があるのでビックリします。
ラジオ体操第一だけなら、3分で終わるので、ちょっとしたスキマ時間に取り入れることができますよね。
10分間時間を取ることができるのなら、早起きをしてテレビのお手本を見ながらすることができます。
運動でダイエットの効果を得られるには時間がかかります。
ですが、毎日続けることで体が引き締まってきたり、スッキリした印象を持つことができます。
体重だけではなく、体のラインに変化を実感することができます。
運動するときに注意すること
肥満の子供は常に重たい体重を支えなくてはいけません。
腰・足・膝・足首・背骨など関節への負担が大きくなるので、無理がないようにしましょう。
スポーツクラブなどにいきなり通わせないようにしましょう。
柔道など筋力を使うスポーツは、肥満の子どもでも比較的動きやすいと言われています。
水泳は、心臓や膝、腰などに負担がかかりにくいので、適したスポーツです。
逆に動きが激しくて体に負担がかかるスポーツは、短距離走やエアロビクスなどです。
体力がついてきたら、チームで行うサッカーや野球などのスポーツにチャレンジしてみましょう。
プレー人数が多いスポーツは孤独になりにくいのでオススメです。
子どものダイエットで気をつけたいこと
子供のダイエット、成功のために気をつけたい事がいくつかありますよ。
・変わりたい(子供が痩せたい)という気持ちになるようにする
ダイエットは、ダイエットをしたい本人(=お子さん)が変わりたい!という気持ちを強く持つことで、成功に近づくことができます。
パパとママだけが一生懸命になっていたとしても、子ども本人が気にしていないというケースが多くあります。
子どもの反応がイマイチだったり、あまり乗り気ではないという時は、ダイエットを進めていく時期ではまだないようです。
お子さんから、「〇〇ちゃんみたいなスタイルになりたい!」「お腹を引っ込ませたい!」「痩せたい!」など、なんらかのアクションがあったり、相談されたりした時がパパとママの出番です。
その時は、しっかりとサポートしてあげられるようにしたいですね。
お子さんの年齢にもよりますが、目的意識を持たせられるとダイエットに成功しやすいといえます。
・パパとママの生活習慣で左右されている可能性もある
子どもの肥満になる多くの原因は、パパとママの生活習慣に影響を受けていることが多いです。
パパとママが運動が苦手だったり、嫌いだったりすると、親子でスポーツをするということもほとんど無いでしょう。
パパとママが野菜嫌いで肉ばかり食べているのなら、もちろん子供の食生活も同じになってしまいます。
子どもの生活習慣を改善するときは、まずはパパとママの生活習慣を見直してみることをオススメします。
肥満を解消するには
子どもの肥満は、食事習慣・運動習慣・睡眠習慣の生活習慣が大きく関係しています。
運動習慣を改善するときは、生活の中で小まめに動くように、パパとママのお手伝いで体を動かすことに慣れる所から始めるのがオススメです。
子どもは成長途中ですので、身長が伸びることを考慮して、体重を減らすことを考えずに今の体重をキープすることを目標としましょう。
早寝早起きを心がけ、生活リズムを整えることが基本です。
まずは、生活の中で運動をする量を増やすことが大切です。
子供のダイエットは、健康的に無理のないダイエットに取り組んでください!