子供の安全なダイエット方法
ぽっちゃり、を超えて肥満になっている場合にはやはりダイエットは必要でしょう。
子供の時期に脂肪細胞が増えることで成人してからも肥満しやすい体質になるとも言われます。
子供が安全に健康的にダイエットするには、親がしっかりと関わることが大切です。
親の生活習慣が原因の場合、それを変える必要があります。
場合によっては、親の方が決意を問われるかもしれませんね。
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子供にダイエットは必要??
子供がダイエットするなんて早いんじゃない?と思われる方も多いかもしれません。
最近では、小学生から痩せているのにさらにダイエットをしようとしている子供も少なくないようです。
ですが、パパとママの中には、子供だから少しくらいぽっちゃりしている方がかわいく見えると肥満を肯定している方もいます。
しかし・・・これが子供の肥満につながる原因にもなっているのです。
自分の子供が肥満が原因で、病気などのリスクを将来持ってしまわないように、パパとママで早めに対策をしてあげるようにしましょう。
子供の肥満にもリスクは多く潜んでいます。
小児肥満のリスク
- 成人しても肥満のままになる可能性が高い
- 自分の外見でストレスを感じることがある
- 動きが鈍い、すぐに疲れるなど運動能力が低下する
- 病気やケガなどを引き起こしやすい
- からかわれたり、イジメの標的になる心配がある
パパとママ2人とも働いている家庭が多くなってきているので、子供の生活リズムや食生活に乱れが出てきています。
仕事から親が帰ってくる時間が遅いと、食事の時間・寝る時間などがどうしても遅くなってしまいますよね。
忙しいと、料理に時間をかけることができなく、手抜きになりがちではありませんか?
遅い時間帯に夕食。
それも食事内容はジャンクフード、コンビニ弁当、総菜など、高カロリーの食事になりがちです。
さらに、外で遊ぶ場所が減ってきていることです。
子供が遊べるような空地がなくなってきていること、公園でのボール遊びが禁止されている場所が増えていることなどがあり、子どもの運動量が低下してきています。
現代の生活習慣や環境では、肥満になってしまう原因がさまざまな所であるのです。
小児肥満は、将来的にリスクを抱えてしまうケースがあります。
このリスクを正しく理解し、将来子供が悩んだり困ったりしないためにも、パパとママで適切な対応をし、早めに対策をたてて実行していくようにしましょう。
子供の安全なダイエット方法
子供に安全に健康的にダイエットをさせるためにしたいことをご紹介します。
特に女の子は親が知らないうちに間違ったダイエットをしがちです。
気をつける必要があります。
普段の生活の中で、食事の量が極端に減ったり、体調の異変に気が付いたら、子供と話し合い、正しい知識でサポートをしていくようにしましょう。
1.1日3食しっかりと食べて、間食は時間を決める
現在は、食べたいものが好きな時に簡単に手に入れることができる時代です。
24時間営業しているコンビニ、スーパーなどがありますよね。
ついつい3食以外にも、スウィーツなどを食べがちです。
しかも、コンビニの食べ物やファストフードには高カロリーで高脂質のものが多く、ダイエット食には向いていません。
朝・昼・晩の3食をしっかりと食べてなるべく間食しないようにするのが理想ですが、おやつの時間がないのもかわいそうですよね。
おやつの時間を決めて、お腹がすかないように気をつけて、コンビニやファストフードの誘惑に惑わされないようにしましょう。
どうしてもお腹が空いてしまうのなら、低カロリーでしっかり噛むことができるおやつを食べるようにしましょう。
2.食事の量、質、味を見直す
食事の量、質、味付けなどを見直してみましょう。
- 素材を大き目に切って、噛むようにする
- 噛み応えのあるごぼうやレンコンなどの根菜を食べる
- 噛み応えのあるイカやタコなどの魚介類を食べる
- 肉は赤身部分を選ぶようにする
- 白米を雑穀米に替える
- ラード、バターなどの動物性から、米油やオリーブオイルの植物性に替える
- 飲み物はジュースを控え、お茶や水にする
- 牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品の過剰摂取を控える
- 洋食から和食にし、バランスよく食べる
- キノコ類、海藻類、野菜を毎日食べるようにする
3食とも、手作りを基本にするのが理想です。
主食・汁物・主菜・副菜をバランスよく食べたいですね。
家族が多いと、どうしても大皿でドーンと食卓に出して、好きな物を好きな量を食べてしがち。
それでは、バランスよく料理していても、食べる物や量が偏ってしまいます。
できるだけ一人前ずつ小皿に盛りつけて、子供がどれだけ食べたか分かるようにしましょう。
味付けは、塩分控えめで脂肪分が少なくなるようにしたいいですね。
小さい時から濃い味に慣れていると、大人になってからも塩分過多な食事が好みになってしまいます。
よく噛んで食べることで満腹中枢を刺激し、少ない量でも満足感を得ることができます。
3.おやつはお菓子以外のものを選ぶ
スナック菓子やチョコレート、ビスケットなどの甘い物は、子供が大好きですよね。
残念ながら、少量でも高カロリーで高脂質なものが多いので、ダイエットには向いていません。
お菓子を全く食べるのは禁止!とすると、大好きなお菓子の時間がなくなってしまい、大きなストレスになるかもしれません・・・。
そこでおやつの時間に、お菓子以外の食べ物をあげましょう。
カロリーが低くて栄養価が高い物がオススメです。
果物・ヨーグルト・さつまいも・昆布・するめなどがあります。
学校から帰ってきて習い事に行くのなら、小さいおにぎりを食べてから行くのも良いですよ。
また、おやつの時間を決めるのがポイントです。
晩御飯までダラダラと食べ続けたり、ながら食いをしないようにしましょう。
4.生活習慣を見直す
早寝早起きをしていますか?1日3食しっかりと食べていますか?
規則正しい生活習慣を身につけることで、自律神経が正常に働くようになります。
それによって、ダラダラ食べることがなくなり、夜遅くになってから晩御飯を食べる・・・なんてことが自然となくなってきます。
自分のことは自分でする、というように家庭でルールを決めることで、マメに体を動かすようになってきます。
5.外でたくさん遊ぼう
ゲームやテレビを家で見続けているよりは、外でたくさん遊びたいですよね。
外で体を動かして遊ぶことで、カロリー消費になり、ストレス解消にもなります。
子供同士で、ドッジボールをしたり、サッカーをしたりするのも良いですし、なわとびや鬼ごっこをしたり楽しく遊びながら、走ったり飛んだり跳ねたりすると全身運動になります。
最近では遊ぶ場所が減ってきているので、子供の運動不足を心配している方もいらっしゃることでしょう。
無料で参加することができる学童や児童会館などを利用したり、有料にはなりますが体操教室や水泳教室に通うのも良いですね。
休日には、パパも一緒に家族でちょっと離れた公園に遊びに行くのも良いでしょう。
6.家のお手伝いをする
雨や風が強い日は外で遊ぶことができませんが、食べたカロリーを消費したいですよね。
とは言っても、家の中で走り回るような運動ができるわけではありません。
このような時は、お手伝いをしてもらって体を動かしてみませんか?
離れた部屋から物を持ってきてもらうのも効果がありますよね。
また、家族で床の雑巾がけをして、誰が一番広く拭いたかなど競いあうのも良いでしょう。
競争することで機敏に動くことができるので、ダイエットに向いています。
家族みんなで健康的なダイエットをしよう
子供のダイエットは、パパとママの協力が必ず必要です。
子供のダイエットを子供自身に任せていると、ご飯を食べないようにしたり、一種類だけ食べるダイエットをするなど、間違ったダイエットを選択しがち。
まだまだ成長途中なので、成長に悪影響を及ぼすことも心配されます。
子どものダイエットを成功させるためには、食事の栄養面を見直し、食事内容を洋食中心から和食中心にするなど変えることが必要です。
お子さんと話しながら、パパとママと家族みんなで健康的にダイエットしてみませんか。
ダイエットは、「始めよう!」と思った時に行動開始するのがベストです。
小刻みに目標(体重)を決めることも、ダイエットが長続きするポイントです。