子供の肥満解消方法
お子さんの肥満に困っている親御さん、なんとかしたいと悩んでいるママ・パパもいると思います。
幼稚園や小学校の時期でも、肥満が原因でさまざまな病気になってしまうことがあります。
極端なダイエットは禁物ですが、健康的な生活を送るためにも肥満予防や解消していくことが大切です。
Contents
子供がダイエットを始めるタイミングは?
子供のダイエットって、デリケートな問題なので、どのようなタイミングでどうやってダイエットをしていくと良いのが不安だったり悩んだりしますよね。
どのようなダイエット方法がベストなのか、ストレスを溜めないようにするにはどうしたらよいのかなど、不安に思うことあると思います。
そもそも、なぜダイエットが必要なのか、また本当にダイエットは必要なのかを考えてみましょう。
子どもの肥満の原因は、食生活を管理している親にあるといって良いでしょう。
大抵は、食生活に原因があります。
大きくなったら(小学校や中学校に上がったら)、徐々に肥満も解消されていくのでは・・・という期待を持つ親御さんも多いかもしれません。
しかし、子供たちの多くは、食べる習慣に関して小さい時のまま大きくなっていくもの。
つまり、しっかりと食生活の改善に取り組まない、さらに肥満になる可能性もあるのです。
成長すれば、勝手に痩せていくのでは、平均体重に近づいていくのでは、といった期待はあまりせずに肥満解消に取り組んだ方が良いといえるでしょう。
そのことを踏まえて、親子で肥満解消方法を考えていきましょう。
まず大切なのは、今、我が子にダイエットは必要かどうかということです。
成長途中の子供のダイエットは、やり方を間違えてしまうと成長に悪影響を与えてしまい、子供の将来に大きく関わっていくということを覚えておきましょう。
本当にダイエットが必要なのかを知ることが必要です。
そのために、基礎体重やBMIを計算してみましょう。
計算をしてみて、肥満と判断されたら即ダイエットを開始することをオススメします。
小児肥満の外来がある病院、小児科クリニック
ちなみに、小児肥満の外来がある病院、小児科クリニックも探してみると地域にある、といったことも多いです。
本当に悩んだら、そうした小児科などで小児科医に相談をするのも一つの方法です。
高度肥満児になると生活習慣病が心配になってきます。
子供の生活習慣を把握する
ダイエットの前に、子供の1日の生活習慣をメモしてみましょう。
ご飯を食べた時間帯、遊んだ時間帯、間食は何時から何を食べたかなどを把握することで効率的にダイエットをすることができるようになりみあす。
遊びに行ったときに、どんな遊びをしたかなども聞いておくと良いでしょう。
子供の基本的な生活習慣を知っておくことで、現時点の親が把握している子供の生活習慣を見直すことができ、問題点も知ることができます。
生活習慣に合わせてダイエットを進めていくことで、子供自身にダイエットをしているというストレスを与えることなくスムーズに楽しみながら肥満解消をしていくことができますよ。
子供の成長は体だけではなく、心も関係しているのでとてもデリケートです。
おやつの食べ方、量について考える
子どもがおやつを食べるタイミングを考えてみましょう。
おやつは何時に食べていますか?
ご飯を食べ終わってから夜中などに食べていませんか?
夜中に食べる糖類は、昼間に食べるより脂肪吸収率が12倍にもなるそうです。
シュークリームを昼間に食べるのと、夜食べるのでは、お昼の12倍なので12個のシュークリームを食べたのと同じことになります。
おやつのタイミングは、13時~15時が理想とされています。
糖質が変化しないでエネルギーとして使われるので、おやつの時間としては最適なのです。
おやつの量も、1日のカロリー摂取量に加算しておやつを選ぶようにしましょう。
子供の肥満は大人になっても続く
子供の頃肥満だった約70%以上の人は、大人になっても肥満になりやすいので、ダイエットをしてもなかなか結果を得ることができないようです。
なので、子供の頃にどれだけ脂肪を燃焼することができたのか、肥満にならないように意識していたのかということが成人してから肥満になるかならないかの確率が変わってくるそうです。
なので、子供の頃から規則正しい生活やバランスのとれた食生活をすることでダイエットをしなくても大丈夫なのです。
子供の肥満解消では朝食をしっかりと摂ることが大切!
朝食を食べていない子供は、肥満になりやすい傾向があります。
ダイエットを必要としていない子供でも、朝食でエネルギーとして変換してくれる栄養素を摂っていない子どもは太りやすくなってしまいダイエットも失敗してしまいます。
朝食を食べない子どもは、昼食を体が脂肪にして蓄えようとするので逆に太りやすくなるそうです。
脂肪を一度蓄えてしまうと、エネルギーに変換する工程が多いため、基礎代謝が減少して汗をかきにくく、ますます脂肪を減らしにくくなってしまいます。
子どもの肥満解消オススメの運動
手軽に取り入れることができるのが、外で遊ぶことです。
外に出て、追いかけっこをしたり、キャッチボールやバドミントン、夏には海やキャンプに行くのも良いですね。
親と子供と一緒に自然に触れることで、楽しんで肥満解消することができます。
家の中でも、バランスボールを使って体幹を鍛えたり、一緒にダンスをしたり、掃除などお手伝いをするだけでも大ダイエットにつながります。
子供の肥満解消の食事の基本
基本的に、子どもも大人も食べる物に違いはありません。
バランスよくいろいろな食材を食べることが大切です。
調味料で気をつけたいことは、砂糖はなるべく使わないようにしましょう。
といっても、甘味を使いたいときがありますよね。
そのときは、はちみつなどで甘さを置き換えてみましょう。
はちみつを利用することで、お肉をやわらかくしたり、照りを上手に出せたりします。
ダイエットの前に見直したいこと
ダイエットに本腰を入れて始める前に、普段の生活をちょっと変えるだけで肥満解消できることもたくさんあります。
肥満の原因となる「運動不足」「睡眠不足」「栄養の摂り過ぎ」という3つの悪習慣を見直して、日常の習慣を改善することで肥満解消をすることが可能です。
ダイエットには運動不足と栄養の摂り過ぎが必要なのはわかりますが、睡眠不足はどのような関わりがあるのでしょうか。
人は、寝ている間にたくさんのホルモンが発せられます。
睡眠時間が不十分だと、「食欲をコントロールしているホルモン」と「体を太らせてしまうホルモン」のバランスが崩れてしまうのです。
夜中まで起きているとお腹が空いてきて何か食べたくなる、朝起きるのが遅くなり朝食を摂らないと生活リズムが乱れたり、活動や力を発揮できなかったり、運動不足になったりします。
子どもの理想的な睡眠時間は、小学生が10~11時間・中高生で8~9時間と言われています。
起きなくてはいけない時間帯から逆算して、寝る時間を決めるようにしましょう。
現代の子ども達は毎日忙しい生活をしているので、これほどの睡眠時間をキープすることは難しいかもしれません。
毎日は無理でも、週に2~3ほどこの睡眠時間をとるだけでも違ってきます。
健康な体を作る大切な成長期
幼稚園や学校などの身体測定で子どもが肥満とわかったら、早めに対策をすることが重要です。
親が食生活の管理をしている子どもほど、肥満対策の結果が出やすいdえす。
成長期である小学校から高校生では、身長・体重・体型が数年の間でグッと変化してきます。
最近子どもの体型が変わってきたな~と感じたら、まずは身長と体重をチェックしてみましょう。
成長期の無理なダイエットは身体のベースとなる部分に影響を与えてしまう可能性があるます。
肥満対策は気が付いた時にすぐに実行することが理想です。
実行するのが遅くなればなるほど、ダイエットを始めても思ったような結果を得ることができなかったり、リスクが発生してしまうことがあります。
成長期にダイエットをするリスク
・筋肉や骨の発達が遅れることがある
ダイエットで極端な食事制限やカロリー制限を続けると、成長期に必要な栄養素が不十分になってしまいます。
筋肉や骨を育てているカルシウムが欠乏することで、これから作られる予定だった身体の成長を止めてしまうことがあり、成長を妨げる可能性が高くなりまいす。
・ホルモンバランスが乱れる
女性は栄養不足で必要な脂肪までなくなってしまうと、女性ホルモンが分泌しなくなり、生理不順・無月経症になってしまう可能性が大きくなります。
また、成長期に生理不順などで卵巣の機能が乱れたり成長が止まることで、成人してから不妊症になってしまうということが否定できません。
・肌が荒れる
体重を減らしたい、ダイエットをしたいという気持ちから、十分な栄養を摂ることができないでいると、お肌に必要なたんぱく質、ビタミン、油などが不十分になり、ニキビ・乾燥肌・湿疹など肌荒れの原因になります。
ダイエットが成功したとしても、肌の艶がなくボロボロだとせっかくの楽しい時間が台無しになってしまいます。
また、栄養不足になると女性らしさに関係する女性ホルモンの分泌が悪くなり女性らしい身体の成長を止めてしまうこともあります。
女性らしい美しさと若々しさを保つためにも、過度なダイエットをすることはやめておきましょう。
肥満解消をしたい。ダイエットしたい。ということは、決して悪いことではありません。
健康的な毎日を過ごすために肥満を解消することが必要という場合は、ダイエットをオススメします。
ですが、子供から大人の体へと変化をしていく成長期は今だけです。
大切な身体ということを忘れずに、過度なダイエットは避けて、健康的で美しい身体を目指していきましょう。
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