5歳児平均体重
子供の肥満は、大人になってからの生活習慣病などの健康被害だけではなく、成長にも影響することがあります。
そこで、早めにケアをしてあげるのが大切になります。
まずは、平均的な身長と体重の関係を見て、ご自身のお子さんがどれくらいなのか把握することが大切です。
平均体重から重すぎる場合には、一緒に運動を取り入れて遊んだり、食欲を抑えるために何らかの方法を考えることも必要かもしれません。
Contents
5歳男子の平均身長、平均体重
5歳男の子の平均身長と平均体重です。
平均身長(cm)
5歳0ヶ月→106.7
2ヶ月→107.8
3ヶ月→108.3
4ヶ月→108.9
5ヶ月→109.4
6ヶ月→110.0
7ヶ月→110.5
8ヶ月→111.1
9ヶ月→111.6
10ヶ月→112.2
11ヶ月→112.7
平均成長率→6.1cm
平均体重(㎏)
5歳0ヶ月→17.7
2ヶ月→17.9
3ヶ月→18.1
4ヶ月→18.3
5ヶ月→18.5
6ヶ月→18.7
7ヶ月→18.9
8ヶ月→19.1
9ヶ月→19.3
10ヶ月→19.8
11ヶ月→20.1
5歳女子の平均身長、平均体重
5歳女の子の平均身長と平均体重です。
平均身長(cm)
5歳0ヶ月→106.2
2ヶ月→106.7
3ヶ月→107.3
4ヶ月→108.4
5ヶ月→108.9
6ヶ月→109.5
7ヶ月→110.0
8ヶ月→110.6
9ヶ月→111.1
10ヶ月→111.6
11ヶ月→112.2
平均成長率→6.3cm
平均体重(㎏)
5歳0ヶ月→17.4
2ヶ月→17.6
3ヶ月→17.8
4ヶ月→18.1
5ヶ月→18.2
6ヶ月→18.4
7ヶ月→18.5
8ヶ月→18.6
9ヶ月→18.7
10ヶ月→19.0
11ヶ月→19.3
身長も体重も、成長著しい5歳児
男の子も女の子も、4~5歳までの栄養状態が最も大切と言われています。
食が細い子には、食事の回数を増やしてなるべくたくさん食べさせてあげたり、たくさん食べる子は好きな物だけではなく栄養バランスが良い物を食べさせてあげてください。
5歳時では、体重が出生時の5~6倍となります。
5歳の終わりごろには、平均18㎏となります。
身長が急に伸びたり、体重が急に増えたりすることもあります。
5歳後半になるにつれて、身長や体重の個人差がはっきりしてきます。
痩せていたり、身長が低めでも、栄養状態や運動機能の発達がよく健康であれば心配はいらないでしょう。
男の子も女の子も、グッと体が大きくなるのが5歳になります。
食べ物の好き嫌いが出てきたり、好きな物しか食べなかったりして体重が増えすぎないように気をつけたいですね。
5歳0~6ヶ月未満の平均身長・体重
男の子→身長100.5cm~116.5cm/体重14.37㎏~23.15㎏
女の子→身長99.1cm~114.8cm/体重14.01㎏~22.69㎏
5歳6~12ヶ月未満の平均身長・体重
男の子→身長103.3cm~119.9cm/体重15.03㎏~24.33㎏
女の子→身長101.6cm~118.2cm/体重14.81㎏~24.22㎏
カウプ指数
お子さんの成長状況の調べ方です。
カウプ指数の計算方法を用いて、今の状況を確認してみてください。
(カウプ指数は、満3ヶ月から5歳の乳幼児に対して使われる、肥満・痩せを判断する指標にです。)
カウプ指数=体重g÷(身長cm×身長cm)×10
痩せすぎ→13未満
やせ気味→14.5未満
標準→14.5以上~16.5未満
太り気味→16.5以上18.5未満
太り過ぎ→18.5以上
個人差があるので、判断基準は目安となっています。
食事制限のリスクと対策
5歳児の平均体重を見てきました。
もしかすると、大幅に平均体重よりも重くて悩んでいるママやパパもいるかもしれません。
しかし、子供の体重を減らすために、食事制限をするのはオススメできません。
小さい頃から、お腹が出てお休みの日は家でゴロゴロしているのなら心配になってしまいますよね。
お菓子や菓子パンが好きで、朝食や幼稚園から家に帰ってきてから夕食前に食べることが多いと、食事制限をしようかな・・・と考えてしまうこともわかります。
食事制限のリスク
ですが、いきなり食事制限をしてしまうと、好きなお菓子や好きな食べ物などを食べる楽しみがなくなってしまうので、子供もストレスを感じやすくなってしまいます。
ますます食欲にこだわってしまうケースもあります。
5歳児はまだまだグズりが強烈な年齢ですしね。
逆に、食べることを制限しすぎて拒食症になって、別の病気になってしまうこともあります。
また、子供の頃に極度な食事制限をすることで、女の子の場合は生理が止まってしまったり、成長が妨げられてしまい、大人になった時に不妊症になってしまうリスクが考えられます。
さらに、成長期に食事制限をすると骨にも影響があります。
骨がもろくなって骨折しやすくなったり、身長が伸びないで低身長になることも考えられます。
子供のダイエットを始めるには、いきなり食事制限をするのではなく、生活習慣を見直すことから初めてみましょう。
カロリー調節をする
食事制限のダイエットは失敗しがちです。
余計に食べたい!が強くなる可能性があります。
発育期や、成長期の肥満を解消するには、カロリーをちょっとずつ減らしていくことがポイントです。
例えば・・・、マヨネーズならカロリーを半分に抑えたハーフタイプのマヨネーズを使ってカロリーをカットしましょう。
料理に砂糖を使うときは、カロリーがカットされている甘味料をくみ合わせたりするなど、砂糖をまったく使わなくするのではなく、割合を減らすようにすると良いでしょう。
栄養素はきちんと摂ろう
大人と子供に共通していることがあります。
それは、カロリーを減らしても食事で摂る栄養素(カルシウム・ビタミン・ミネラル・タンパク室)を減らすと、発育に影響を出してしまいます。
子供の成長に大切にしたい栄養素は、
・乳製品、ヨーグルト
・果物
・納豆、豆腐、タンパク質
などがあります。
ビタミンが脂肪を燃焼しやすくしてくれる効果が期待できます。
注意したいのが、最近流行っている炭水化物を抜くダイエットです。
子供の体の負担になりますし、体の成長に問題が出てきますので避けましょう。
減らしたいのは、砂糖がたくさん入った甘いお菓子やジュースです。
お菓子やジュースは、できるだけ減らしたい食べ物と飲み物です。
甘いものを突然減らすのはストレスの原因にもなりますので、低カロリーのゼリーや果物などに変更すると良いでしょう。
子供の重すぎる体重を減らすには運動も重要
ダイエットをするときに思いつくのが、食事制限と運動ですよね。
大人が心を決して決めたダイエットでも、運動を続けるというのは難しいことですよね。
三日坊主で終わってしまった人、けっこういると思います。
親が続けられないことは、子供にもできません。
この記事では5歳児の平均体重ということで見てきましたが、それぞれの年齢ごとに平均体重はあります。
肥満体型になっているときに急に運動をすると、膝や腰のケガに繋がりやすいので逆効果です。
子供のダイエットが目的で運動をする場合、焦らないことが大切です。
下半身に筋肉をつけるように、少しずつ運動をしていきましょう。
家族で休日にサイクリングに行ったり、夕飯前にウォーキングをしたり、自然と運動をしていた状況にするのがオススメです。
筋肉をつけるには、タンパク質を積極的に摂りましょう。
いきなりジョギングなどをすると、体への負担が大きくなります。
大人ですと、走っている最中に心筋梗塞になってしまうことも。
命に関わることにならないためにも、まずは歩くことから始めると体への負担が最小限ですませることができます。
歩いている時に膝や足に痛みが出てきたら、一度お休みして様子を見るようにしましょう。
子供のメタボは、できるだけ避けたいことですよね。
症状は、大人とだいたい同じになります。
外見が太って見える以外に、疲れやすかったり、喉が脂肪で狭くなっているので寝ている時にいびきをするようになることがあります。
子供の肥満の症状が進行していくと、小児糖尿病・高血圧・睡眠時無呼吸症候群などで命に関わる危険も増大していきます。
他にも、血糖値が上昇し、血中脂質に異常をきたしてしまう恐れもあります。
もしも心配なことがあるのなら、小児肥満外来があるので受診してみるのもよいでしょう。